獣医学生がなんとか単位を拾っていく

首都圏在住の獣医学生が、授業やテストに役立ちそうな情報を拾っています。

がんばれアニマルポリス!!

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たまたまネットを見ていたら、無料で読める小説を発見。

新堂冬樹 『動物警察24時』

このお話の動物警察こと東京アニマルポリス TPA は『警察』ではない模様。


で、なんとなく気になって調べてみると、アニマルプラネットとかで見ていた海外の『動物警察』番組の『警察』も、実際は虐待防止協会などの民間団体で、そこに警察的な権利が与えられているようです。

そうなんだーと思いつつ、さらにYoutubeで検索。

その『動物警察』ドキュメンタリーを実際に見てみると、小説よりも、現実はさらに過酷でインパクトありました。

それがこちら

動物警察ヒューストン『多頭飼育崩壊』

犬の飼育崩壊、馬などの飼育崩壊などいくつかのストーリーが入ってました。

 

問題発生で出動する車がすごい。
こんな運搬車まで抱えているようです。↓

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犬の多頭飼育崩壊の連絡を受けて、現場に行ってみたらこんな感じ。

うわー💦

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犬のケージがすごいことになってる!と思ったら
これはレスキューした犬を入れるために持ってきたものだそう。

一番前を歩いている女性が飼い主です。

ふえちゃった犬を母屋に閉じ込めて、本人はデッキのところに寝床を作って寝ています。

物が散乱してる状況を見ると、女性にも問題あるのかも。。。

本人曰く、『自分は真の動物愛好家だ』とか。

 

家の中は、どえらいことになっていました。

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排せつ物が地層と化して、捜査官がシャベルで掘らないと戸も開かない。
家具はボロボロ、ほこりもものすごくて、そこらの廃墟が清潔に思えるレベル。

そこに閉じ込められた犬たちが逃げまどいます。


犬も捜査官も気の毒でしかない・・・

 

しかし、運よく救出されても、病気になってしまってる犬もいる。

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一番気の毒なのが、この子。

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もしゃもしゃな毛が絡まりあって、汚れでかたまってしまってました。


獣医が毛を沿って取り除いたものの、耳の中は炎症でべたべた
左目は完全に手遅れな状態でした。
ボロボロすぎて助からないのでは??

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救出された犬たちはこんな感じだけど、例の飼い主はまだ犬を飼ってるんですよね。
ちょっとびっくり。
コントロールできるであろう2匹までは許されるので、捜査官が頭数チェックしていくそうです。
でも、うんP地層ハウスだよ??いいのか?

 

その後、手術と治療を乗り越えて、あのボロボロわんこは新しいおうちの子になりました。
ハッピーエンドでよかった(涙)

 

そのわんこの姿がこちら。

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これが、あの『元』可哀そうな犬です。
完全に別の犬。
幸せに暮らしてる感があふれてて、本当によかった。
『真の動物愛好家』なら、こういう顔させてあげて欲しかったな~。

 

などとおもいつつ鑑賞してました。

 

ちなみにイギリス版『動物警察』はこちら

あたりまえですが、イギリス英語です。

アメリカ版と英語を聞き比べてみるのも面白いかも。