入学前にやっておいたらいいんじゃない?
そろそろ合格発表が出揃うころじゃないでしょうか。
新・獣医学生のみなさん、合格おめでとう☆彡
ようこそ、暗記地獄へ~w(o ̄▽ ̄o)<フハハ
でも楽しいよ(上滑り感)
ということで、入学前にやっといたらいいんじゃない?的なことを挙げてみます。
入学すると、卒業生や先生から『学生時代に英語をやっておいたほうがよい』と必ず言われます。英語は一般教養で必要なので、見直しておいたほうがいいです。
英語はクラス分けのテストがあるはず。
テストで聞かれるのは文法、読解、リスニング。
要するにセンター試験みたいなものなので、センターの復習でもしておけば問題ないでしょう。
低いクラスでいい成績をとろうと、戦略的に点数を低くとる人もいなくはない。
しかし、クラスのレベルよりどの教員にあたるかが成績を左右する、というのが個人的見解です。上のクラスでも優しい先生だったり、下のクラスで成績と出席に渋い先生に当たったり、その先生たちも毎年担当クラスが変わったりと、まさに運ゲー。
だから、そのへんは深く考えず、自分の実力を素直に出すのがいいんじゃないかな。
生物、化学、物理はやっといたほうがいいか?
生物はやったほうがいいと思います。受験において、生物を選択する必要はないと思うけど、獣医学を学ぶ上では生物選択が有利かなと感じます。
時々、先生たちが高校生物レベルの知識はあること前提で話してると思うことがあるので。
あとは化学の有機化学、タンパク質や糖、DNAなんかのところを見ておくと生化学につながるし、物理は、放射線をやるので原子物理の知識があると、ちょっと楽です。ほんのちょっとね。
まぁ選択してない科目があっても、みんな進級していってるので、深刻に考えず暇つぶしに参考書などを読む程度で。
生物・化学のざっくり学習に個人的にお勧めするのは、東京大学の理系教養程度の本。
読みやすく一般教養や専門科目の ときも使えたので。
高校レベルの生物を詰め込むぞ、という場合はこれ
植物や遺伝計算なんかは、まったく不要。
受験の時頑張ったけど、植物なんか不要!!
世界の獣医大学トップ6はここだ!!
と熱く語る青シャツ男がお送りするYoutube映像があったのでご紹介します。
青シャツ男が根拠としているQS大学ランキングは、イギリスの大学格付け機関が、主に学問・教育面から大学をジャッジしたものらしい。
なんかよくわからんけど、いい感じの大学ってことだよね。
映像はこちら ↓
Top 6 Veterinary Schools in the World
世界の獣医大学トップ6☆彡 ランキングがこれだ!!
1.王立獣医学校(イギリス)
2.カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)
3.ユトレヒト大学(オランダ)
4.ケンブリッジ大学(イギリス)
5.エジンバラ大学(イギリス)
5.コーネル大学(アメリカ)
聞いたことのある大学名がずらり。
その中で王立獣医学校は、普通の人は聞いたことがないんじゃないかな。
では、映像順に紹介していきます。
5位 エジンバラ大学
エジンバラ大学にある医学・獣医学部の獣医系はThe Royal (Dick) school of veterinary studiesです。
(Dick)っていうのは、創立者のWilliam Dickのことなんでしょうね。
世界で最も古い獣医学校の1つで、有名なのがロスリン研究所。
世界初のクローン羊ドリーが誕生したところです。
近年、校舎を新しくして移転したらしく、設備もきれい。周りも緑。
いい環境です。
5位 コーネル大学
Ph.D、DVM、ドクターコースも充実してる。と言ってます。
青シャツ氏が撮影しているのがコーネル大学構内ということだけど、たぶん獣医棟ではない建物。上の写真が獣医系の施設のようです。
エジンバラ大学に比べると、研究所感が漂ってますね。
4位 ケンブリッジ大学
ケンブリッジ大学の獣医はDepartment of Veterinary Medicine、Cambridge Veterinary Schoolです。
1学年60~70人の少数なので、動物に直接触れられる機会も多いし、教授との距離も近いのが売り。(日本の国立獣医の方が少ないけど・・)
3位 ユトレヒト大学
オランダで唯一の獣医大学でありながら、世界3位の実績を誇る大学。
産業動物系と獣医公衆衛生の2つの専門コースを持つ。
ここで学ぶと、EU、アメリカ、カナダで獣医として働ける。
2位 カリフォルニア大学デービス校
カリフォルニア大学の1つ。最近校舎を新しくしている。
基礎医学だけじゃなく実用的手技も学べるし、ビジネスに必要な全人的教育を受けられる。
1位 王立獣医学校
イギリスの王立獣医学校は、ロンドンと郊外に校舎をもつ。写真は郊外の校舎。
1791年創立。
ここで学ぶと、英国、EU、アメリカ、オーストラリアで獣医として働ける。
イギリスの獣医大学は5年制で、高校卒業後に入学します。
アメリカの獣医大学は4年制。大学卒業後に入学します。
どこの国でも勉強が大変なのはデフォルトのようです。
行ってみたいな~
脳の3Dが無料で見れるってよ
というのは、東大医学部脳神経外科の話。
会員登録したら脳の3DのCGをダウンロードさせてくれるらしい。
残念ながら、もちろん人間のだけですが。
データは、脳幹、脳神経、血管、頭骨、辺縁系などなど様々な部位に及び、今後さらに増えていく予定だそうです。
そのホームページはこちら ↓
トップページはこんな感じで、デザインがなかなかクール。
データ利用には規約があり、商用利用は不可ですが、教育利用はOKなので、獣医学生も勉強用に活用していけそうです。
って書いているうちに、トップ画像が怖いことになってました。わーなにこれー。
こういう映像をVRとかで、内部を探検する的なことをやってみたいですね。
迷走神経をたどって実際に迷走してみるとか。
そうすると凄く記憶に残りそうなんだけど。
作ってみたいが、作り方がわからないのが残念・・・
レポートを書くときの参考文献をどう探す?
レポート書くとき、資料探しから始めるわけだが、一番初めに聞くのはGoogle先生だよね。なんたって色々知ってるし、なんならまとめ的なものまで出してくれるし。
でもリアル先生たちは、Google先生のこと好きじゃないし、出典が全部webってどうよ…て感じになる。
なので、Google先生 → ネット情報 → 実際の本 という流れで資料を探していた。
この方法だと、実際の本にたどり着くのに時間がかかって、成績は良かったが、効率は悪かった。
で、たまたま発見したのがこのサイト。
どっかの図書館の来館者が調べたいことを司書に聞く
⇒ 司書もわからないので、国会図書館に聞く
⇒ 国会図書館の人が調べてくれる
という流れで国会図書館の人が探してくれた事例が載ってるサイトなのだ。
だから例えば、犬の血液について調べたくて、『犬 血球』と検索するとこんな感じで結果が出てくる。
すごいのはここから。
『犬に血液型はあるか』っていう質問が使えそうだ。ということでクリックすると。
こんな手厚い回答が!
回答の下には、回答の根拠となった資料の引用が書いてあります。
回答によってはページ数も記載してあったり。
本で調べきれない場合は、ネット検索までして回答を探し出してくれている充実ぶり。
その下には出典一覧まで。
すごすぎ。神。
このまま写したりしたらリアル先生に怒られコースだが、めちゃくちゃ参考になるし、資料探しの時間が短縮できるのは間違いない。
そして、レポートを書くときは、このように様々な文献を探して、自分の意見を作り上げていくのだというSレポートへの道筋も示してくれている。
有り難や~(涙)
こちらのサイトは、過去に質問されたことに回答したものなので、質問によってはまったくヒットしないものもある。
例えば『アフリカ豚コレラ』は、回答がなかった。『口蹄疫』はあった。
質問は一般の人が聞いていて、回答には時差がある。ようだ。
ちなみに、マニアワードにどこまで回答が出てくるか試してみた。
『アカゲザル』『ミドリザル』では回答が出てきた。
『アルマジロ』も解剖図を求める人がいた。
『カピバラ』はカピバラを折り紙で作りたい人が質問してた。
『黒毛和牛』『日本短角』『無角和牛』は関連する回答が出てきた。
『褐色和種』はドジョウ汁とナムルの定義の質問が出てきた…。
オーストラリアの火災でコアラを知る
オーストラリアで起きた森林火災は、信じられないくらい大規模に広がって、消失面積は日本の半分の面積になるとか。
そんな中で、多くの野生動物たちも被害にあってるそうです。
断片的な情報はニュースで聞くけど、実際どんなことになっているかよくわかってなかったけど、Youtubeでコアラレスキューの映像を見つけました。
Bondai Vetはあの有名なイケメン獣医師クリス・ブラウンが出演してたTV番組で、そのYoutubeチャンネルです。
映像は、獣医がオーストラリア南部のアデレードにあるコアラレスキューセンターに向かうところから始まります。
コアラはカンガルーと違ってゆっくり動くので、火災から逃げ遅れてしまうのかも。アデレードでは、2万5千頭のコアラが死亡したそうです。
センターは、体育館にコアラゲージ(本当は赤ちゃん用?)を大量に設置し、最大120頭受け入れ可能。
ボランティアは150人、獣医・動物看護師も80人は来てお世話をしています。
現場の獣医師は『野生動物獣医』って紹介されているから、オーストラリアではそういうジャンルが確立しているのかも。
この丸いゲージの中に、コアラが入ってる
↓ ゲージの中の様子 かわいさがすし詰め。
野生のコアラは単独生活で、普通はこのように密集していないので、ケガが治って栄養状態がよくなったら野生に戻すそうです。
運ばれてくるコアラの状態は、脱水症状、やけど、栄養失調など様々で高齢のコアラも多いとか。
↑ ぬいぐるみにつかまるコアラのこども。
保護されたコアラには名前が付けられていて、名付け親は保護した人がつけるらしい。
状態がよくなったら、ユーカリの木があるところに離して、野生に戻ってもらう。
ここがまた火に囲まれることがないといいね。
【コアラ情報】
哺乳綱オポッサム目コアラ科コアラ属
コアラはオーストラリアのみ生息している有袋類で、AU北部と南部では大きさに個体差がある。縄張りの中で単独で暮らし、出産は年1回1頭。
赤ちゃんは、2㎝、0.5グラムの驚きの小ささ!
袋内の2つのおっぱいにくっついて育つ。半年ほどで袋から顔を出し、離乳が始まる。
離乳食は『パップ』と呼ばれる母親の排泄物。これを食べて腸内細菌叢を形成し、有毒なユーカリの分解と代謝をできるようにする。ユーカリには色んな種類があり、コアラによって好みが違うようなんだけど、細菌叢の違いが好みに反映しているらしい。そして、ユーカリ分解のため盲腸が2mと長いうえ、代謝にエネルギーを使うから1日の大半を寝て暮らす。
寿命は15年くらい。
猛禽類や犬などが天敵で、交通事故などによる死亡例もある。
また、かなりの割合でクラミジアに感染しているため、失明や不妊症が出ている。
離島ではクラミジア感染してない個体群がいるらしいんだけど、火災が起きて避難させようとしても、本土の感染コアラたちと一緒にできないから避難できないらしい。
ちなみにどうしてオーストラリアがこんな異常事態になったのか、BBCのお天気キャスターが説明してくれる映像がこちら。
キャスターのお姉さんのセクスィー衣装にくぎ付け(・□・)ワァオ
寄生虫のきれいな映像とまとめでおさらいする
センター試験ですね。
これから入試シーズンが始まります。
が、その前に大学生は、学年末試験です。
というか、すでに突入中。
そしてエンドレスリターンの後悔。。
『もっと前からやっておくんだった・・・・』
とりあえず、Youtubeで、さっくりまとめた寄生虫のまとめ映像みつけました。
寄生虫を研究している方なのか、大学の先生なのか、映像もまとめ方もきれいです。
『寄生虫 原虫類スライドショー』
『トコジラミ若虫のお食事タイム』
リアルお食事タイムの人は、見ないほうがいいかも。
『トリコモナス』
きれいで見ていて楽しいんだけど、BGMのチョイスが意外というか・・・
寄生虫への従来のイメージを覆し、爽やかささえ感じるチョイスに寄生虫愛を感じます。
いや、寄生虫に偏見を持ってたのが自分なのかも。
あとは、文字と画像のまとめサイトで暗記する。
非常にきれいなサイトがこちら。
千葉県臨床検査技師会 一般検査研究班『寄生虫アトラス』
何がいいかというと、まず総論と各論に分かれていて、総論のほうでは、卵の大きさ比較や寄生場所の違いによる寄生虫の分類などのまとめがあり、各論で各寄生虫がカラー写真付きで見れるところ。
詳細な情報はないけど、映像で覚える派には見ていて楽しいと思われます。